試合結果

仏光殿野球部 vs 山口県代表

高松宮賜杯 第70回全日本軟式野球大会(1部) 1回戦 四日市市霞ヶ浦第3野球場

2026年9月26日 試合結果
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 安 失
山口県代表 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
仏光殿野球部 0 0 0 0 0 0 0 1 × 1 4

出場選手

1 右 山本
2 中 櫻田
3 三 豊留
4 二 田中
5 DH  乾(和)
6 左 逆井
7 遊 森
8 一 坂井
9 捕 芝

バッテリー

式田 - 芝

本塁打

戦評

高松宮賜杯 第70回全日本軟式野球大会

1回戦 1-0 勝利

先攻:山口県代表
後攻:仏光殿野球部

仏光殿野球部にとって、初めて挑む全国大会。

記念すべき初戦は、序盤から激しい雨が降りしきる厳しいコンディションの中
最後まで一瞬たりとも気の抜けない、白熱した投手戦となりました。

【3回裏】

先頭の坂井が死球で出塁。

続く打者の送りバントは決まらず1死となりますが、その後、山本、櫻田の連打で1死満塁。

この試合最初の大きな先制のチャンスを迎えます。

しかし、相手投手の粘りを前にあと一本が出ず、無得点に終わります。

【5回裏】

2死から山本がライト線へ二塁打を放ち、再び得点圏に走者を進めます。

なんとか先制点を奪いたい場面でしたが、ここも相手守備陣に阻まれ無得点。

試合は0-0のまま終盤へと進みます。

【8回裏】

均衡が破れたのは8回でした。

先頭の山本が四球を選んで出塁すると、続く櫻田がきっちりと犠打を決め、1死二塁。

なんとしても1点をもぎ取りたい場面で、打席には主軸の豊留。

しかし、豊留はセカンドフライに倒れ、2死二塁となります。

そして打席には、4番・田中主将。

放った打球は内野へ高く上がり、「この回も無得点か」と思われました。

しかし、激しい雨が降り続く非常に難しいコンディションの中、打球が野手のグラブからこぼれます。

その瞬間、二塁走者の山本はすでに全力で本塁へ。

打球が上がっても決して走ることをやめず、最後まで全力疾走を続けていたことが、結果として
大きな1点につながりました。

1-0。仏光殿野球部がついに先制します。

もちろん、通常のグラウンドコンディションではありません。

想像以上に強い雨が降り続く中でのプレーであり、相手野手にとっても非常に難しい状況だったと思います。

それでも、その一瞬に備えて走ることをやめなかった山本の姿勢が、全国大会での貴重な先制点を呼び込みました。

【9回表】

あとは、この1点を守り切れるか。

先頭打者が放った難しい内野フライを田中主将がしっかりと処理し、まず1死。

続く打者もファーストフライに打ち取り、2死。

そして最後の打者を三振に仕留め、ゲームセット。

1-0。

仏光殿野球部、初めての全国大会で初勝利を飾りました。

そして、この試合にはもう一つ、大きな記録が生まれました。

先発・式田。

9回107球、13奪三振。
許した走者は死球によるわずか1人。
被安打0。

ノーヒットノーラン達成。

仏光殿野球部にとって初めてとなる全国大会。

その歴史的な舞台での初勝利に、式田がノーヒットノーランという大記録で花を添えてくれました。

【試合総評】

スコアは1-0。

数字だけを見れば仏光殿野球部の勝利ですが、その内容は最後までどちらに転んでもおかしくない
まさに紙一重の試合でした。

山口県代表チームの投手陣、そして守備陣は非常に素晴らしく、仏光殿打線が記録した安打はわずか4本。

四死球などで走者を出し、得点圏まで進める場面はありましたが、ここ一番であと一本が出ず
大技、小技ともに思うように機能させてもらえませんでした。

もちろん、そこには私たち自身の実力不足や今後に向けて改善すべき課題があります。

しかし同時に、「やりたい野球を簡単にはさせてもらえなかった」ということ自体が
全国大会で対戦した山口県代表チームの力だったと感じています。

そんな中で最後に勝敗を分けたのは、ほんのわずかな流れと、少しの運だったのかもしれません。

ただ、そのわずかな機会を得点につなげることができたのは、どんな状況でも次のプレーに備え
最後まで全力で走ることをやめなかった選手の姿勢があったからこそだと思います。

守備では、式田の好投は言うまでもありません。

9回107球、13奪三振、許した走者は死球による1人のみ。

素晴らしい投球内容でした。

しかし、このノーヒットノーランは式田一人だけで成し遂げられたものではありません。

芝捕手が最後まで懸命なリードで式田を支え、野手陣も激しい雨の中で集中力を切らすことなく
一つひとつのアウトを積み重ねました。

式田と芝のバッテリー、そしてバックを守った野手陣。

全員で守り抜いた9イニングが、ノーヒットノーランという大記録、そして全国大会初勝利に
つながったのだと思います。

そして、この試合でもう一つ残念だったのは、両チームとも全国という素晴らしい舞台で
最高のグラウンドコンディションの中でプレーすることが叶わなかったことです。

激しい雨の中でも最後まで全力で戦ってくださった山口県代表チームの選手、スタッフの皆様に
心より敬意を表します。

また、厳しい天候の中、大会運営やグラウンド整備にご尽力いただいた大会関係者の皆様にも
心より感謝申し上げます。

全国大会、初出場。

そして、初勝利。

さらに、その歴史的な一日に生まれたノーヒットノーラン。

仏光殿野球部にとって、これから先も忘れることのできない一日となりました。

活躍評価

動画

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