お葬式のマナー

お葬式のマナー

危篤や臨終の知らせを受けた時

危篤の知らせを受けた時はできる限りすぐに駆けつけるようにします。そこには対面してほしいという願いが込められているからです。服装は普段着や仕事着のままでもかまいません。
もしも遠方より駆けつける際は万が一の事も考えて喪服の用意をしておくとよいでしょう。
臨終の知らせを受けた時は故人との関係を考慮したうえで弔問のタイミングを考えることが大切です。弔問に伺った際には遺族に対してお悔やみの気持ちを伝え、可能ならばお手伝いの申し出をしてもよいでしょう。服装は喪服でなく平服で構いません。派手な化粧は控え、アクセサリー類も外します。また遺族は看病などで体力的、精神的にも疲労が溜まっていますのであまり長時間滞在することは避けるのがマナーです。

故人との対面

弔問した際に遺族から故人との対面を勧められることもあります。その際はよほどの事情がない限りお受けします。しかし悲しみのあまり取り乱しそうな時は遺族にその旨を伝え、お断りしてもかまいません。対面の際は無理に故人に声をかける必要はありません。

1.故人の枕もとに正座し両手をついて一礼します。

2.遺族が白布を取ったらそのままの体勢で対面します。

3.故人に合掌します。

4.最後に遺族に一礼してから下がります。

通夜式・葬儀式の服装

通夜の時は必ずしも喪服で参列しなくてはならないということはありません。急な知らせを受けて会社帰りや出先から参列されるケースも考えられるため、男性の場合、黒、紺、ダークグレーの色目のスーツであれば問題ありません。シャツに関してはできる限り白色のシャツを着用し黒のネクタイが好ましいでしょう。靴、靴下は黒色の物を着用します。
女性の場合は黒、紺、グレーなどの地味な色合いのスーツやアンサンブルが適しています。
靴は黒色のパンプス、ストッキング、バッグも黒色にしましょう。アクセサリーを付ける場合はパールのネックレスを用い、派手なものは避けます。
もちろん男性、女性ともに黒のフォーマル用の服装ならば問題はありません。

葬儀に参列される際はできる限り喪服で出席します。通夜同様に白色のシャツにネクタイ、靴下、靴は黒色の物を着用します。女性も黒の喪服(スーツ、アンサンブルなど)を着用しパンプス、ストッキング、バッグも黒色の物にしましょう。

受付

葬儀式場に到着するとはじめに受付を行います。受付では関係者別に窓口が分かれている場合があるので該当する受付に進みます。その際あらかじめ持参したお香典を手に取っておきましょう。ご自分の受付の順番が来たら、手に取っていたお香典をふくさから取り出し、両手で受付係に手渡します。ここで「この度はご愁傷様です」や「お悔やみ申し上げます」などといった言葉を簡潔に述べ、芳名帳(もしくは芳名カード)に記入します。もし、参列できない方のお香典をお預かりした場合は、ご自分の記帳の後にその方のお名前を記帳します。
受付が終了しましたら式場に入り通夜式(もしくは葬儀式)開式まで待機します。その際、必ず携帯電話をマナーモードに切り替えましょう。

お香典

≪表書き≫
仏式の場合、「御霊前」が一般的です。
「御霊前」はどの宗教でも用いることができますが、袋に蓮の絵柄が書かれている物は仏式以外には使えません。その他には「御香典」「御香料」と書く場合もあります。ただし、浄土真宗の場合は、亡くなられてから49日経たなくても成仏されるという教えから「御仏前」と記します。 神式の場合は「御玉串料」「御榊料」、キリスト教の場合は「御花料」「献花料」、無宗教の場合は「御霊前」「御花料」と記すことが一般的です。

≪金額≫
お香典の目安は故人様とのお付き合いや各地域によっても様々ですが、一般的に自身から見て両親の場合は5〜10万、兄弟(姉妹)3〜5万、祖父母・伯父(叔父)伯母(叔母)1〜3万、一般的なお付き合いの方3〜5千円、親しいお付き合いの方5千〜1万、ビジネスシーンでは5千円〜1万円程度が相場とされています。

≪お札の入れ方≫
お香典袋に何気なく入れていたお札にも実は入れ方があります。
一説には故人様に対しての供養としてお供えするという意味のお香典のため、新札を用意するという考え方があります。また一説では新札をあらかじめ用意していたという事で、亡くなるのを待っていたようだという理由から、よく思われない地域もあるようです。だからといって、あまりにも汚れたお札を入れるのも失礼にあたりますので、地域の風習によっても様々ですが新札までとはいかなくとも、比較的きれいなお札をご用意されるとよいでしょう。
一般的な不祝儀袋の入れ方はお札の向きをそろえ、お札の裏が表を向くように入れるのが慣用のようです。(顔を伏せるという意味があるようです)

お焼香

≪表書き≫
お焼香の手順や回数で悩まれた経験があると思います。ご自分の順番が来るまで前の人がどのように焼香されているのか観察し、それを真似た方もいらっしゃると思います。
お焼香の手順は
1. 数珠は左手に持ち、ふさの部分が下にくるようにします。
2. 焼香台の前で遺族に一礼して焼香台へ向かいます。
3. 焼香台の前で遺影に向かい合掌します。合掌の際は数珠を持った左手に空いている右手を添えるか、もしくは両手に数珠をかけ手を合わせます。
4. 右手を数珠から抜き、親指・人さし指・中指の3本の指で香を少量つまみ、香炉へ落とします。(1〜3回)
その後右手を数珠に差し入れ、遺影に向かい合掌します。
5. 焼香が終わりましたら、数珠を左手に持ち遺族に一礼して席に戻ります。

≪各宗派の焼香作法と回数≫

・浄土真宗(西)香をつまんでそのまま香炉へ。1回
・浄土真宗(東)香をつまんでそのまま香炉へ。2回
・浄土宗    香をつまんで軽く額に押し頂き香炉へ。1回〜3回
・曹洞宗    香をつまんで軽く額に押し頂き香炉へ。2回目はそのまま香炉へ。
・真言宗    香をつまんで軽く額に押し頂き香炉へ。3回
・天台宗    香をつまんでそのまま(もしくは押し頂き)香炉へ。1回〜3回
・日蓮宗    香をつまんで軽く額に押し頂き香炉へ。1回または3回
・臨済宗    香をつまんでそのまま香炉へ。1回

焼香の回数や作法は宗派によって異なりますが、何よりも大切なことは故人様のご冥福を心から祈り焼香することです。

通夜振る舞いを勧められたら

通夜終了後に遺族から通夜振る舞いを勧められた時はよほどの事情がない限りお断りしないようにしましょう。お箸を付けるだけでも結構です。そこには故人への供養の想いが込められています。ただし、遺族は心身共に疲労が重なっているため長時間の滞在は避けましょう。また、やむ得なくお断りをしなければいけない時はその旨を伝え、お断りしてもかまいません。

粗供養

葬儀の際に会葬者に手渡される粗供養には、供養をいただいたことへの「お返し」という意味があります。喪家からの謝意を表すこの粗供養は一般的にお茶やハンカチ、タオルが多く用いられています。

お茶と仏教には歴史的に深い関係があります。平安時代の日本は中国から招いた僧侶から仏教を教わり、その考え方をもとに政治を行っていました。当時の中国ではお茶は「万病の薬」として扱われていました。中国の僧侶が健康を守ってくれる感謝の気持ちとしてお茶を毎日仏壇にお供えする習慣が日本の上流階級から一般庶民に広まり「仏事とお茶」が強く結び付けられることとなりました。粗供養品としてのお茶には、慌ただしい中で満足なおもてなしができない喪家からのせめてもの気持ちの意味も込められています。

ハンカチやタオルが用いられるようになったことには諸説ありますが、仏教との関わりから見れば仏式では仏の世界へ旅立つ時の白装束として「さらし」が利用されていました。白いハンカチやタオルはその名残と言われています。近年では白色や無地に限らず、日常的に使うことのできるデザインのものも広く用いられています。悲しみに暮れる会葬者に対して「涙を拭いてください」という意味も込められています。

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